? アースルーリンドの騎士
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アースルーリンド 『過去の幻影の大戦』 21 前進 27

彼らにも術なく、危機は迫るばかりです…。





ラフォーレンはつい、ディンダーデンを見た。

二度。三度。

一度も焦り等見せた事の無い豪胆な男が、結界の外で暴れまわる闇の根が、この守護結界を突き破るのではないか。と眉寄せ懸念していた。

幾度も襲い来る敵に成す術なく、左将軍の守護に頼っている。
激しく守護結界を叩く闇の根に襲われる度毎に、ディンダーデンはディアヴォロス…そしてオーガスタスを交互に、伺っていた。

ディンダーデンのそんな様を見て…ラフォーレンは幾度も尋ねた。
スフォルツァと、ローランデに。
ディアヴォロス左将軍を、支える呪文は無いのか。と。
少しでも彼を、助けられる方法は無いのか?と。

が…光竜への呪文は普通の神聖呪文とは丸で種類が違う。
そう…アイリスからの囁きを、受けただけ。

そして…最早成す術無く、周囲の大地が変わり行く様に巻き込まれまいと、息を殺し、はらはらするしか無かった。


ワーキュラスはオーガスタスの説得をアイリスに、委ねていた。
幾度も、幾度もオーガスタスはディアヴォロスの背にその手を当てて引き、変形守護を解かせようとし…アイリスはその都度、保証した。

自分とワーキュラスが必ずディアヴォロスを護る。と。
オーガスタスはアイリスの説得を聞き入れ…が直ぐまた攻撃を受けると、きつい衝撃に耐える、ディアヴォロスの背にその手を当て、叫ぼうとする。

『いいからもう…止めろ!』

ディンダーデンには…解っていた。
オーガスタスにとっては、ローランデも自分もスフォルツァもラフォーレンも…ディアヴォロスに劣る。と。

オーガスタスは自分達の守護を捨てても、ディアヴォロスを守りたいのだ。






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2012.05.15 Tuesday | 幼い頃21:57comments(0)trackbacks(0) | by あーす。