アースルーリンドの騎士

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2015.03.01 Sunday | - |  | - | - | by スポンサードリンク

アースルーリンド 『中央護衛連隊長』 9 再会の時 10

はっきり言って、いいシーンです。

絵が描きたいけど、やっぱり時間無い。

いやーー、大公も一途にローランデのお母さんに惚れて口説き続けた人だから

片思いで一途な思いには、理解在るようです。

これでローランデが一言でもギュンターの事を

「困ってる」とかって大公に洩らしたら

一辺に大公もギュンターの敵に回るとは思いますが。



大公はくすくす笑った。
「左将軍はどうやら、君の恋心を応援してる様子だ。
彼の推薦無しに君が中央護衛連隊長、候補に乗るのは難しい。
けれどその推薦に応え、周囲の者らも君を相応しいと見守っている。
エルベス大公は、人を見る目は誰より確かで、無能な男には微笑しか送らずその他には何も、与えない男だ。
その彼が、君の為に動いてる。
彼が君の側で面倒見てる事は何より確かな、君の人物保証だ」

ギュンターは惚け続けた。
何か…言おうと思った。
アイリスのツテだと。
が、例え大切な甥の推薦人物だろうが、自分が納得しなければ…眼鏡に適わなくては、決してエルベスは首を縦に振らないだろう事も、思い当たる。

「…噂は、息子が北領地[シェンダー・ラーデン]に戻れば直、薄まる。
消えはしなくても。
君は、君のままでいい。
例え君が公の面前で演説をぶっても。
きっと私もデズモンもこう言うだろう。
『新、中央護衛連隊長の片思いだ。
が、息子に取っては光栄だから、むげには出来ず愛想を振る舞ってる事を、新・中央護衛連隊長は良い方に誤解し、息子が彼に靡く事を期待している。と』

ギュンターは俯く。
「…俺の事は、どう言っても構わない。
だが俺は多分馬鹿だから…。
公の場所では控えるが
『心は彼に捧げてる』
と聞いて来る奴には、言っちまうだろう」

大公は微笑み、差し出される手にギュンターは気づき、その、手を握り返した。
その手は、大きく…暖かくそして…優しかった。
ローランデの、ように。

つづく。






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2015.03.01 Sunday | 幼い頃22:03comments(0)trackbacks(0) | by あーす。